髪が少なくなってきたらヘアケア商品は業者の餌
「髪が少なくなってきた」と感じる場合、「少なくなってきた場所」や「季節的な要因」、「生活習慣の蓄積や変化」や「頭皮環境の変化」、「ストレス」や「男性ホルモン」等を意識しておいた方が良いです。
一般的に、「髪が少なくなってきた」原因は、「血行不良」や「栄養不足」、「代謝の変化」や「炎症」等だと言われていますが、「男性ホルモンの変化」の場合、「男性型脱毛症」を発症していますので、基本的に「専門のクリニック」を利用しない限り、改善する事は難しいです。
よく、雑誌やCM、ブログや大手有名質問掲示板等を見ていると、「男性型脱毛症」が簡単に治るように言われていますが、それは、「特殊な場合」か「男性型脱毛症以外の場合」だと考えられます。
そもそも、「専門の設備」と「経験豊富な医師」で無い限り、「髪が少なくなってきた」原因を完全に把握する事が出来ませんので、本当に「男性型脱毛症」なのかも分からないのに対策を取られている方が殆どと言うのが現状です。
髪が少なくなってきた場所
髪のボリュームが少なくなって来た場合、「生え際」「分け目」「頭頂部」等の特定の部分だけ少なくなる場合と、「全体的」に少なくなる場合が有りますが、特に「生え際」と「頭頂部」は、「男性型脱毛症」の症状が出やすい場所です。
父方か母方側の男性が「男性型脱毛症」を発症しているのかどうかも確認しておいた方が良いと言われていますが、「隔世遺伝（かくせいいでん）」の場合も有ります。
インタネット等に存在する「チェックシート」や「チェック項目」等も有りますが、「男性型脱毛症」の場合は、進行性ですので、そこまで悠長に構えているのも考え物です。
季節的な要因で髪が少なくなってきた可能性も
明らかに髪質や特定の場所に変化が有る場合は別ですが、季節の変わり目等は抜け毛が増えてしまいます。「毛髪」自体は、既に死んでしまった細胞ですが、気温が適温になれば細胞は活性化し、気温が下がり過ぎてしまった場合、細胞は不活性化してしまいます。
暑い時期や寒い時期は、抜け毛の本数に大きな変化が起きやすいですし、「春」「秋」も「代謝の変化」の関係で抜け毛に変化が起こりやすいです。
つまり、１年を通して季節が変化する時は、抜け毛も増え易いので、一時的に髪が少なくなってきた状態が起こると思いますが、その分生えて来ますので、そこまで神経質になったり、不安になる必要は無いと言われています。
ただ、「男性型脱毛症」を発症してしまった場合も症状が似ていますので、「季節の変わり目だから髪が少なくなってきたと感じても大丈夫」とは断言する事は出来ません。
生活習慣の蓄積や変化で髪が少なくなってきた場合
身体への負担が大きく、改善する事が難しいのは、「ストレス」です。次に多いのは、「栄養不足」です。
ストレスを感じると「交感神経」と呼ばれる自律神経が活性化し、身体の機能全体に影響が出ますが、長期化してしまった場合、「血管収縮」が続き、慢性的な血行不良が起きてしまいます。
毛髪の発毛をコントロールしている「毛母細胞」は、毛細血管から直接栄養を吸収していますので、「血行不良」は「栄養不良」を意味してしまいます。
また、「血行不良」は、血管の「収縮」だけでは無く、「詰まり」でも簡単に起きてしまいます。血管が「詰まる」事に関しては、殆どの方は無関心ですが、「毛細血管」は、想像以上に簡単に詰まります。
状況として多いのは、俗に言う「ドロドロ血」と呼ばれる状況で、「脂身」「炒め物」「揚げ物」「パン」「お菓子」等が有名ですが、「野菜不足」でも起きてしまいがちです。
実際に、髪が少なくなってきた方の大半は、どちらかと言うと健康意識が低い方が多く、「男性型脱毛症」以外の原因の場合は、生活習慣を変えるだけで改善される場合も有ります。
頭皮環境の変化で髪が少なくなってきた場合
平均して３０歳に差し掛かる頃になると、「老化」が自覚出来る位になります。「老化」は細胞が「酸化」する事ですので、上手く細胞を活性化させる事が出来れば、ある程度は進行を遅らせたりする事も可能です。
「毛髪」や「頭皮」、その周辺の細胞も「老化」の影響を受けやすく、今までと全く同じ生活をしていたとしても、以前と同じ量の髪を維持出来なくなります。
「老化」が原因で髪が少なくなってきた場合、「睡眠」「タンパク質」「ミネラル」「緑黄色野菜」「運動」等で、髪への栄養を以前よりも増やす事が有効的で、「育毛サプリメント」や「育毛剤」等には、あまり頼り過ぎないようにした方が良いと思います。
特徴としては、髪全体のボリュームが減る場合が多く、髪質の変化や生え際の後退や産毛化、頭頂部の薄毛化等の場合は、「男性型脱毛症」の可能性も有ります。
ストレスで髪が少なくなってきた場合
先程、「生活習慣の蓄積や変化で髪が少なくなってきた場合」で、ストレスによって「交感神経」が活性化し、薄毛の直接的な原因になると説明させて頂きました。
ストレスと言うと、「人間関係」「仕事」「学校」だけだと思われてしまいがちですが、「睡眠不足」や「アルコール」、「食品添加物」や「オーバーワーク」等も含まれます。
ストレスを上手く解消する事は大切かも知れませんが、実際に仕事や家庭を持たれている方は、難しいと思いますし、私もそうでした。
そもそも、「ストレスで髪が少なくなってきたから、仕事辞める」では、今後の生活を考えた場合、今まで以上にストレスが溜まりそうですので、今以上に「毛母細胞」への栄養を増やす事、「毛母細胞」への負担を出来るだけ減らす事の方が現実的に感じます。
男性ホルモンで髪が少なくなってきた場合
薄毛の原因になるのは、「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる脱毛作用の強い男性ホルモンで、睾丸で９割以上生成される「テストステロン」と、皮脂に豊富に含まれている「５αリダクターゼ」と呼ばれる酵素が結びつく事によって生成されます。
市場には、男性型脱毛症に効果が有る「サプリメント」や「発毛剤」、「育毛剤」が販売されていると思いますが、なかなか「男性ホルモン」を変えてしまう程の強い効果を期待する事は難しいのが現実です。
基本的に自分の頭皮環境は、「専門のクリニック」に有る専門の設備と経験豊富な医師で無いと把握する事は出来ません。
つまり、インターネットや雑誌、有名質問掲示板等で「◯◯で男性型脱毛症が治った！」と言う方も多いのですが、実際は「栄養不足」や「生活習慣」が原因で髪が少なくなってきただけであったとも考えられます。
私自身、「男性型脱毛症」を「専門のクリニック」でしか改善出来ませんでしたので、痛感しています。
タグ：髪, 髪が少なくなってきた