ミノキシジルの副作用に関して覚えておきたい事
「ミノキシジル」は、日本では未発売の「医薬品」で、副作用が有ります。最近では、「個人輸入」等を利用して医師の処方無しに「男性脱毛症治療薬」を購入しようとされる方も多いのですが、「血管拡張薬」として開発された物ですので、私個人的には、「内服薬」を独自購入する事は間違っていると思います。
確かに、「ホームページ」「大手質問掲示板」等を見ていると、非常に魅力的な内容が書いて有り、副作用の事については一切触れられていない場合や、飲むだけで「男性脱毛症」が改善出来るかのように錯覚してしまうと思いますが、「男性脱毛症治療薬」にも大きく分けて3種類有り、それぞれ目的が違いますので、やはり「専門のクリニック」で医師に処方して頂く必要が有ると思います。
それに、自分がどのような程度の「男性脱毛症」であって、「血行を拡張するべきなのか?」「テストステロンを抑制するべきなのか?」「5αリダクターゼを抑制するべきなのか?」を医師が「専門の設備」無しで正しく判断出来る筈は有りません。
薄毛や抜け毛の原因は、「生活習慣」か「男性脱毛症」のどちらか一方の原因だと誤解されている方も居られますが、両方が原因の場合も実際には多いです。
ミノキシジルの副作用は?
日本では、2016年11月30日現在、「医療用医薬品」としては、国内で販売されていません。現在日本で販売されている「ミノキシジル」の「経口薬」は、海外から輸入されている薬です。
探せばインターネット通販等でも気軽に購入する事が可能と言えば可能ですが、必ず「自己責任」と記載されていると思います。つまり、「あなたに何が有っても知りませんよ」と言う事です。
この時点で「専門のクリニック」で「医師」の処方が必須な事と、独断で服用してしまった場合、副作用が起きる可能性が有ると言う事を理解する必要が有ります。
「経口薬」としての「ミノキシジル」の副作用は、「頭痛」「意識障害」「顔の赤らみ」「男性機能の障害」「脈拍異常」「異常なむくみ」「視覚異常」「深刻な痺れ」「胸部の不快感や痛み」「異常な体重増加」等です。
あくまで独断で購入した時に起こる可能性が高く、「専門のクリニック」の「医師」に処方されたのであれば、起きにくいと思いますし、担当の「医師」に相談すれば、「ミノキシジル」の服薬中止や用量の変更等の判断を受けます。
「発毛促進剤」としての「ミノキシジル」の副作用は、「ニキビ等の肌トラブル」「皮膚の異常」ですので、「異常」を感じた場合は、即座に使用を中止し、数日経過しても状況が変わらないようでしたら、「一般的な病院」の「皮膚科」を受診した方が良いです。
ミノキシジルと書けば売れるから
最近の「育毛剤」や「発毛剤」の宣伝にも「ミノキシジルと同等の効果が見込めます」と言う印象を強く与える商品も沢山見かけますので、「男性脱毛症や抜け毛、薄毛に効果が有るんだ!」と言う認識を持たれている方も多いと思います。
「ミノキシジル」を1パーセントから5パーセント程度配合した日本製の「発毛促進剤」が有り、海外製の物にはより高濃度の物が有りますが、そう言った製薬会社に左右されない研究所の意見では、「ミノキシジルの濃度が増えたから効果が倍増する訳では無い」と言う業界に対する疑問の声も有ります。
これは、「ダイエットサプリ」や「精力剤」等の「コンプレックス商法」に共通して言える事ですが、増やせば良いと言う訳では有りません。
特に「ミノキシジル」は元々、「血管拡張薬」として開発された「薬」ですので、沢山摂るとどうなるかは、「製薬会社」でも分からないのが正直な所だと思います。
先程の「ミノキシジル」が配合された「発毛促進剤」は、それこそ、近くの薬局やドラッグストアでも簡単に購入する事が可能ですし、販売員や周囲の目が気になるのでしたら、インターネットの通販を利用する事も可能です。
ただ、そこで疑問に感じて頂きたいのですが、「では、何故、男性脱毛症で悩む人が居る?」と言う事です。私も含め、本格的な抜け毛や薄毛が始まると、誰でも焦り、「育毛剤」や「発毛剤」に興味を持つと思いますし、一度位は購入していると思います。
ですが、薄毛で悩む人は一向に減りません。理由は簡単で、「男性脱毛症」を軽くみてしまっているからです。「専門のクリニック」で治療しない限り、原因となる「ジヒドロテストステロン」の生成を抑制する事が困難です。
ミノキシジルは、「薬」です。医師の「処方」が必要です。
先程、「経口薬」と「発毛促進剤」、それぞれのミノキシジルの「副作用」例について説明させて頂きましたが、「専門のクリニック」で「医師」に処方して頂いた場合は、余程の事が無い限り考えられない事ですし、その為の「医師」です。
また、「男性脱毛症」は、「専門の設備」無しで診断する事は出来ませんので、独断で改善して行きたい方であったとしても、「専門のクリニック」が実施している「無料診断」や「無料相談」等を上手く利用し、「自分の頭皮環境がどのような状態になっているのか?」を正しく把握した方が確実だと思いますし、何よりも正確な対策が取れる筈です。
タグ:ミノキシジル, ミノキシジル 副作用