抜け毛対策にサプリメントを始める前の留意点
実際に大手通販サイト等で「抜け毛 サプリメント」と検索してみると、非常に様々なサプリメントが検索結果に出て来ると思いますし、お手頃価格の物から価格を見るだけで抜け毛対策が十分だと思える商品まで様々だと思います。
最近では、「育毛剤」や「サプリメント」と同じシリーズ展開がされ、「内側と外側の両方から抜け毛対策を行いましょう!」と期待に胸膨らみ、財布は萎む(しぼむ)商品が主流になりつつ有りますので、髪の毛を生やしたいのに、結果的にはケツの毛まで毟られる勢いの結果が待っている場合が多いと思います。
では、何故、ここまで高級な抜け毛対策サプリメントを使用しても期待する効果が得られないのかと言うと、単純に「自分の抜け毛の原因を正確に把握出来なかったから」です。抜け毛の原因は、「頭皮の表面的な異常」「毛穴周辺環境の異常」「毛乳頭の機能異常」「ホルモンバランスの変化」「真菌感染や微生物等の異常繁殖」「アレルギーや炎症」等、ある意味「十人十色」とも言えます。
「抜け毛が増えたから対策しよう」と悩みながら鏡に映る生え際を穴が空く程見たり、後退する生え際周辺の毛根やシワ等を見たりしても原因を正確に把握する事は出来ませんし、インターネット上の情報や参考資料、関連書籍をぼんやりと眺めて予測を立てたとしても、外れてしまった場合は、取り返しのつかない事になってしまいます。
抜け毛対策サプリメントの主流と実際
有名な所で言うと、「イソフラボン」「亜鉛」「ケラチン」「ノコギリヤシ」「ミレットエキス」」「ビオチン」「L−シトルリン」「L−アルギニン」「コラーゲン」等の有効成分は有名で、単種から数種配合している物から、「とりあえず効きそうな物全部配合してみました」系のサプリメントも最近増えていると思います。
他には、「フィーバーフューエキス」「ソーパルメット」「ベータシトステロール」「パンプキンシード」「カシュウ」「セレン」「リコピン」「ケルセチン」「各種ビタミン」等が含まれている事も多いと思います。
これらは確かに、日頃から行える簡単な抜け毛沢策ですが、「男性型脱毛症」対策にはならない場合が殆どで、あくまで「生活週間や食事週間が悪い傾向が有る」「普段の食事では補えないのでサプリメントで補完する」事が目的として販売されています。
ただ、ここで問題なのは、「数千から数万位出す位なら、日頃の食事を意識した方が安くて吸収率が違う」と言う事実です。
目を疑うような価格で販売されていう高純度で高濃縮のサプリメントであれば別だと思いますが、基本的に「サプリメント」の吸収率が「食品」を超える事は出来ないと言われています。
もし、取るのであれば、抜け毛対策にはそこまで大きな期待を寄せない程度に「亜鉛」はサプリメントで摂取しても良いと思いますが、薬局やネット通販で数百円程度の物で十分です。
ちなみに、抜け毛対策サプリメントの多くは「副作用が有りません!」的な事を謳っている場合が有りますが、これには「言葉遊び」的な要素が有り、本来、「副作用」と言う言葉は、「薬」にしか使用されない筈の言葉だからで、配合されている事が多い「亜鉛」は、過剰摂取する事によって「銅」の吸収を阻害してしまいます。
体内の「銅」が不足してしまった場合、「銅欠乏症」を引き起こしてしまう可能性が有り、「貧血」や「凡血球不足」、「神経系の異常」が報告されていますので、「運動機能系」に異常が出てしまいます。
男性型脱毛症対策サプリメントと肝機能障害
本来であれば、専門の医師がその人の頭皮環境や体質、症状等に合わせて処方される筈ですが、時々、医師の処方無しで「男性型脱毛症」の原因となる「ジヒドロテストステロン」の生成を阻害する働きが期待出来るサプリメントが販売されている時が有りますが、手を出さないのが賢明な判断だと思いますし、服用によって「肝機能障害」が起きてしまう危険性が有ります。
特に日本人とは体格やホルモンの強さ等が大きく異なる海外性のサプリメントは、「肝臓」への負担が大きく、「個人輸入代行」等で購入する事は危険です。実際に海外でも「回復出来ないレベルのホルモンバランスの異常」「重篤な肝障害」等も報告されている位です。
「男性型脱毛症」専用治療薬として有名な「プロペシア」は、国内でも「フィナステリド」と言う名称で「医師の処方」を前提として販売されていますが、説明欄・備考欄には、「胃部不快感」「性欲減退」「男性機能障害」「肝機能障害」等の副作用が記載されています。
この「肝機能障害」は2007年9月以前には「プロペシア」には記載されていませんでしたが、流通の変化等に伴い、医師の処方無しで無断購入している人が急増した事が関係していると言われています。
抜け毛の原因を自力で正しく把握する事は無理が有ります
現実問題、頭皮環境を正確に把握する為には、「専門の設備」で毛根や頭皮の状態をリアルタイムで調べ、「医師」による診断を受ける他有りません。そこから、自分の抜け毛の原因に合わせた対策を講じるのが一番賢い判断ですし、不必要な投資や冒険をするリスクも無くす事が出来ます。
特に「男性型脱毛症」を発症してしまっていたり、併発してしまっている場合は、進行しやすい傾向が有りますので、「行動力」が結果を大きく変えてしまいます。
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